ドッグフードの安全性
ドッグフード・・・と聞いてどんなメーカーのどんな製品を思い浮かべますか? いずれにしても缶に入っていたり、パウチになっていたり、ドライフードであればチャック付の袋に入っていたり。 今では当たり前のようにコンビニの棚にも並んでいます。 紛れもなく「便利」であることは確かです。 しかし、その安全性に関してはどうでしょうか? 2007年にはペットフード業界の危険性が明るみになったリコール問題がありました。 多くの愛犬家・愛猫家にとってショックを受けたと思います。 未だに詳細な頭数は不明ですが、ペットフードを食べたということが原因で4000頭以上の犬・猫が亡くなったという事実は「ドッグフード・キャットフード」の問題性を物語っています。 この事件からアメリカでは多くの飼い主たちが他メーカーに切り替えたり、手作り食に切り替えたと言われています。 日本においても同じようなことが起きないという保証はありません。 だからこそ、改めて犬の食事について考える必要があるのです。 まず第一に結論として伝えておきたいことがあります。 それが、ドッグフード全てが危険であるという訳ではないということ。 ナチュラル系・プレミアム系と呼ばれるフードはあらゆる危険性を排除して、人間でも食べられるレベルのドッグフードをつくっています。 私もそういったメーカーのヒューマングレードのドッグフードを使っています。 さて、スーパーやドラッグストアで一般的に販売されているドッグフードですが、これらには私は三つの問題があると思っています。 それが下記のポイントです。 ・人工添加物や合成添加物が使われている 防腐剤・酸化防止剤としてかつて枯葉剤の原料として使用されていたような毒性の強い化学物質が配合されています。 現在でも安価なフードのメーカーは当たり前のように使用しています。 日本では全成分のうち80%しか成分表示をする義務がありません。 その為、飼い主はパッケージを見ても何が入っているのが、全てを自分で確認することができません。 代表的なものとしてBHTが挙げられますが、これは発がん性の化学物質として知られています。 ・原材料が劣悪 人間の食材としては使えないもの・使えなくなったものが原料に使用されるのがドッグフード業界では一般的です。 例えば「肉副産物」という表示がなされているものは人間の食品としては使えない畜肉の骨の部分を粉砕したものです。 確かに動物性の肉の一部ではありますが、その品質は果たして十分と言えるでしょうか? ・穀類が使われている 犬にとって穀類はアレルギー源となる可能性が高い食材です。 それにも関わらず、穀類が使われているドッグフードが多いです。 これらを嫌い、手作り食にする飼い主さんも多いですが、手作り食は手作り食で栄養面などの問題は多いようです。 私も手作り食をしていた時期もありましたが、デメリットも多く、今ではナチュラル系のドッグフードを使っています。 探してみれば意外にそういったドッグフードは少なくありません。 危険性のある人工添加物が入っていないこと。 人間用の原材料が使われていること。 穀類が使用されていないこと。 これらの条件をクリアしたドッグフードを使うことが安全性をふまえたうえで理想的な選択肢と言えるでしょう。